ソウルには多くの古宮があるが、その中で最も昔の面影が残っているのが、昌徳宮だ。韓国に現存する宮殿の正門のうち最古の門と言われる敦化門をはじめ、造られた当時の姿を残す建造物が多く見られる。
昌徳宮は景福宮の離宮として1405年に建造され、李氏朝鮮の第15代国王光海君の時代からは、約270年に渡って正宮として利用されていた。その歴史的価値の高さから、1997年には世界遺産に登録された。
昌徳宮には韓国唯一の宮廷庭園があり、周囲の自然に調和した造りが特徴だ。
仁政殿の屋根の上には西遊記像が並んでおり、こちらも必見。市街地から徒歩圏内にあるので、気軽に世界遺産を見られるのも嬉しい。